伊福部昭明清楽コレクション

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未知なる音楽への旅

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清笛789

清笛

竹 (管楽器)

清笛 (シンテキ) <ディ>

清笛、明笛という名称は、わが国にあって、和笛との区別のためにとられた呼び名で、あまり厳密なものではなく、両者は時に同義語として用いられる。一方、中国では、曲笛、悶笛など別種の分け方がとられ、この種の横笛は単に笛 (ディ) と呼ばれる。
清笛は、全長約72センチで、節を含まない滑らかな竹幹で作られ、一般には両端が象牙、唐木などで飾られる。内側は漆が塗られるが、外側は竹の素肌で段巻等はない。細い方が開口端で、太いほうの最初の孔が歌口である。
第二番目の孔は響孔と呼ばれ、演奏の際は、竹紙、雁皮などの薄膜を貼って塞ぐが、この膜が筒内の空気柱の振動に伴って共鳴を起こし独特な音色効果を生む。次に並ぶ六個が指孔であるが、初めの三個を左手、続く三個を右手が担当し、小指は用いられない。開口端近くにある二孔は指孔ではなく調律のためのものである。

楽器の大きさ 全長72.2センチ
外径最大2.8センチ
最小1.7センチ
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