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没後350年ハインリヒ・シュッツ 射手座を名乗った作曲家

今年はドイツの初期バロック音楽を代表する作曲家、ハインリヒ・シュッツ (Heinrich Schütz 1585-1672) の没後350年になります。

ヨハン・ヘルマン・シャインやザムエル・シャイトとともに「3S」と呼ばれます。ヨハン・セバスティアン・バッハの100年前に生まれ、ドイツ音楽に息吹を与えた「ドイツ音楽の父」と呼ばれることもあります。

ドイツ語で「シュッツ」とは射手座を意味することから、そのラテン語である「サギタリウス」 (Sagittarius) と呼ばれることもありました。出版楽譜には姓名どちらもラテン読みを当てた「ヘンリクス・サギタリウス」 (Henricus Sagittarius) を示すものもあり、また自ら署名する時にはラテン語を意識してハインリヒ (Heinrich) を「ヘンリヒ Henrich」と書いたこともあります。

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